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博士課程の学生が私企業に就職するまで 私が単位取得退学を決意した理由
博士課程の学生が私企業に就職するまで
博士後期課程に在籍している私が、2008年4月から働けるように就活をしていきます。
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私が単位取得退学を決意した理由
偉いサン(?)と飲んできました
「単位取得退学&就職に踏み切られた」理由を教えてと
コメントを頂きました。
これまで、働きエビが単位取得退学&就職しようと
思った理由について書いたつもりでいたのですが
書いてない事をピエロさんに気付かせて頂きました。
ありがとうございます。

少し長いかもしれませんが
コーヒーでも飲みながら、気長に読んで下さい。

さて、まずその大きな理由の1つが
ポスドクというポストについて
あまり快く思っていない事です。
(くわしくはコチラを見て下さい)
それには年齢的な事もあります。
働きエビはプロフィールにも書いてある通り
2007年で30歳になりました。
ポスドクの任期は単年?最長5年です。
それを複数回、経験して
なおかつインパクトの有る研究をする事で
(=たくさん論文を出す/有名雑誌に投稿する)
大学や公的研究機関で
世の中一般に言う正社員と同様の
任期のない職である准教授になる可能性があります。
(助手(助教)は任期付です)
それには若くても35歳、一般的には40歳前後になるまで
日本中、下手すれば世界中を渡り歩く事になります。
またそれだけ経験すれば
誰でも必ず職にありつけるというモノではありません。
近年、40歳近くで
任期付ではない職に就けない博士が問題化しています。
このような人達は遅かれ早かれ
次の職に就く事が非常に困難になります。

また働きエビの世代では就職氷河期や大学院重点化などで
大学院進学者が非常に多いです。
それに対して、ここ数年間からさらに今後にかけて
大学の規模縮小が言われています。
子供の数が少なくなるため
現在と同じ規模で大学を維持する事は無理だという考えです。
そのため超有名旧帝大クラス以外では
教授以下、大学での様々なポストの削減が進んでいます。
パイはますます小さくなり
それを欲しい人は多くなるばかりです。

元々、大学などのアカデミックポストに
ほとんど執着のなかった働きエビです。
一般企業での研究職を希望していますが
学位取得がいつになるのか
先の見えない日々が続いていました。
さらに30歳を過ぎた新入社員(博士)など
企業としては採用するのを躊躇する事が目に見えています。
今でさえ、すでに30歳なのに
今後の事を考えると
ますます就職が困難になると考えました。

その時に働きエビのの信用出来る友人でもあり
研究室の先輩から
「学位申請のメドが立っているなら
単位取得退学後に学位申請を行う
という選択肢もある」

いう事を教えて頂きました。
確かに単位取得退学後3年以内であるなら
課程博士として学位を申請出来ます。
(ちなみに論文博士というのもあります)
学位申請には規定があり

1. 必修単位を全て、またX単位以上を取得している事
2. (査読の有る)学術雑誌に英語でY報以上、投稿および 出版されている事(出版予定でも可)
(XおよびYは各大学によって異なります)

現在の私の研究の進捗状況を指導教官に相談したところ
「今ある手持ちのデータに多少、データを加える事で
学術雑誌に論文を投稿する事は十分に可能で
おそらくそれを満たせば学位申請も可能だろう」と
言って頂けました。
ただし、学術雑誌へは論文が書き上がれば
すぐに投稿して出版されるものではありません。
その論文がデータの量や質など
投稿した雑誌に載せるだけのレベルを満たしているのかを
複数の査読者が判断します。
(簡単にいうと、チェックされるのです。)
そのために早くて数週間、一般的には
数ヶ月の時間を要します。

経済的な問題も当然あります。
すでに30歳ですし
親も既に定年退職をしています。
これ以上、大学に通えるほど
働きエビ自身も、親にも経済的な余裕はありません。
また海外では
単位取得後退学をした後で学位申請する事も
珍しい事ではないようです。

このような事から
働きエビは単位取得退学をして、就職しようとしています。
なので、Ph.D(=博士号)を諦めた訳ではありません。

ただし、働きエビと同じように
単位取得退学後の学位申請を考えている方に
いくつかの忠告をしなくてはいけないと思います。
1つ目は、仕事と学位申請の同時進行は
決して楽な道ではない
という事です。
これは働きエビ自身、まだ経験していない事なので
あくまで想像ですが当然の事ですよね?
2つ目は、
申請出来ない可能性があるという事を
考えておかなければならない、という事です。
必ず学位申請が出来る保障は全くありません。
学位申請をするためには自分の努力も必要ですが
教授や研究室との関係も大切にしなければなりません。
働きエビの知り合いの方でも
教授との人間関係が上手くいかなくて
申請出来ずに年限を過ぎてしまった人も知っています。
また論文を投稿した後、もう少し実験が必要になった時に
他の人にお願いするのか
あるいは自分で休みの日に行って実験するのかなど
頻繁に連絡を取っておく必要があります。

指導教官も自分も心のある人間なので
良い関係を構築しておくのが、学位申請をする第一歩です。

私が単位取得後退学&就職をしようと考えた理由について
多少なりとも分かって頂けたでしょうか?
長い記事を最後まで読んで頂いて
ありがとうございました。
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コメント
この記事へのコメント
いえいえ(^^)
働きエビとしては
単位取得退学&就職する理由について書いたと思っていたので
ピエロさんの指摘すごく有り難かったです。
分かって頂けたでしょうか?

また何か疑問があればコメントして下さい。
2008/03/23 (日) 22:45:56 | URL | 働きエビ #-[ 編集]
単位取得退学
働きエビさん

1つの記事という形で、私の疑問に答えていただき有難うございました。単位取得退学後に学位を取得するという方法もあるのですね…。私の場合、関東に就職するためなかなか厳しいかなと思いますが、大変参考になりました。
私も今後更に、就職と学位取得という2つの大きな目標に向かって、日々考えていこうと思っています。働きエビさんも頑張ってください。陰ながら応援しています。ありがとうございました。
2008/03/22 (土) 23:39:47 | URL | ピエロ #-[ 編集]
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